ラム酒

黒糖焼酎と原料が同じ(サトウキビの糖)ラム酒について紹介します。

黒糖焼酎とラム酒の違い

黒糖焼酎とラム酒の違いは何でしょうか? どちらもサトウキビの糖蜜を原料とした蒸留酒なので、一見同じようですが作り方が若干違います。 黒糖焼酎は発酵に米から造った麹を利用しますが、ラム酒は糖蜜を酵母で発酵させ蒸留したものです。

また酒税法上の分類も異なります。 黒糖焼酎は焼酎として連続式蒸留しょうちゅう(旧甲類)または、単式蒸留しょうちゅう(旧乙類)に分類されますが、ラム酒はスピリッツまたはリキュールに分類されます。

ラム酒について

ラム酒は西インド諸島を原産地とする蒸留酒で、サトウキビに含まれる糖蜜を発酵・蒸留して作られます。 アルコール度数40〜50%程度とアルコール度数の高い蒸留酒です。 ラム酒は世界4大スピリッツ※(他 テキーラ、ジン、ウォッカ)の1つとして知られています。
※醸造酒を蒸留した蒸留酒

ラム酒の分類

ラム酒は原料、製法、色、風味によって分類される。


    [原料]
  • インダストリアル・ラム(工業ラム)
    サトウキビの絞り汁から砂糖をとった後の糖蜜から作られる。
  • アグリコール・ラム(農業ラム)
    サトウキビの絞り汁から直接作られる。

    [製法]
  • ライトラム
    糖蜜を自然発酵させる。
    連続式蒸留器を使いオークの樽で短期間熟成される。
    そのままだとゴールドラムに、活性炭で濾過するとホワイトラムになる。
  • ミディアムラム
    糖蜜を自然発酵させる。
    連続式蒸留器で蒸留するという中間的な製法と、
    ヘビーラムとライトラムをブレンドする方法がある。
  • ヘビーラム
    糖蜜を自然発酵させる。
    単式蒸留器(ポット・スチル)を使いオークの樽で熟成させる。
    3年以上熟成されダークラムになる。

    [色]
  • ホワイトラム
    無色
  • ゴールドラム
    薄い褐色
  • ダークラム
    濃い褐色

    [風味]
  • ライトラム
    軽いドライな風味
  • ミディアムラム
    ライトラムとヘビーラムの中間的な風味
  • ヘビーラム
    濃厚な風味


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